マカフィーは、モバイルセキュリティを実現する最新技術を搭載したMcAfee Enterprise Mobility Management (以下、EMM 10.0)を発表し、提供を開始した。

EMM 10.0は、iOS対応のメールの「サンドボックス機能」により、個人のメールボックスから社内メールの転送や、iOS対応のBlock iCloud Backupにより、ユーザーの端末から社内データがiCloudに移動する事も防ぐ。また、企業のセキュリティポリシーに従って企業メールや連絡先、カレンダーを個人データと分離するAndroid向けSecure Containerの統合リリースを予定している。

管理者は、AndroidおよびiOS対応のApplication Blacklist(アプリケーション ブラックリスト)を使って、アプリケーションを定義し、アクセスをブロックでき、また、信頼できないSSL証明書をブロックし、悪質なWebサイトへのアクセス防止も可能。1つのEMMサーバーあたり15,000台までのデバイスの管理が可能だという。

また、同時にMcAfee VirusScan Mobile Securityの新バージョンを発表。McAfee VirusScan Mobile Securityは、ファイル、メモリーカード、アプリケーション、インターネットからのダウンロード、テキストメッセージに潜むマルウェアを、最新のウイルス定義プログラムを使って自動的にスキャンし、マルウェアの社内への侵入を防ぐ。