TRWオートモーティブ・ホールディングスは、手書き文字認識ソフトウェアを搭載したキャパシティブ(静電容量方式)タッチパッドセンサーを発表した。

本タッチパッド技術は、自動車部品メーカーである同社が、複雑化・多様化する自動車内の各種機能の調整、実行をスムーズに行えるよう開発したもの。最大の特徴は、ドライバーがタッチセンサーエリアに文字を書くことで、システムが手書きによる指示を認識するという点で、車内の各種スイッチや、携帯電話、カーナビ、ラジオといった各種機器の操作を本タッチパッドに集約することができるという。なお、本技術では、漢字、ひらがな、カタカナなど、日本語の手書き文字も認識可能となっている。

今回発表された「タッチパッドセンサー」搭載例。ドアのアームレストに組み込むなど、デザインや設置場所はカスタマイズ可能となっている

本タッチパッドは、スタンドアロン型もしくは多機能コントロールパネルとして利用可能とのこと。多機能コントローラーとして使用する場合、センターコンソールまたはドアのアームレストなどに搭載できるという。同社では、本タッチパッドセンサーの生産を、2012年中に開始するとしている。