就職活動で最も利用されたSNSは? その用途は?

ソフトバンク・ヒューマンキャピタルが運営する「就活ライブチャンネル2013」は3月15日、この春入社する20歳～24歳の男女を対象に実施した就職活動に関する調査の結果を公表した。同調査は2月24日から3月1日の7日間に行われ、約400名の有効回答を得たもの。

就活ライブチャンネル調べによると、就職活動の開始時期で最も多かったのは「2010年10月頃」(20.5%)で、これに「2010年12月頃」(12.0%)、「2011年2月頃」が続いた。一昨年(2010年)中に活動を開始した人は54.3%となっている。

就職活動の開始時期(単一回答形式)　就活ライブチャンネル調べ	就職活動の期間(開始時期と終了期間より算出)　就活ライブチャンネル調べ

次に、就職活動の終了時期から活動期間を算出したところ、上から「8ヵ月間」(11.0%)、「3ヵ月間」(7.5%)、同率で「5ヵ月間」「9ヵ月間」、「13ヵ月間」(7.3%)となった。12ヵ月以上活動した人は27.0%と、4人に1人は1年以上就職活動を行っていることがわかった。

「プレエントリーした企業数」、「本エントリーした企業数」、「説明会に参加した数」、「申し込んだが参加しなかった説明会の数」を聞いたところ、「プレエントリーした企業数」の平均は46社、「本エントリーした企業数」の平均は25社、「説明会に参加した数」の平均は19社となった。「申し込んだが参加しなかった説明会の数」の平均は3社となっている。

昨年の同時期の調査では、「プレエントリーした数」が「100社以上」という人が25.1%となっていたが、今回の調査では18.8%と6.3ポイント減少し、説明会参加数の平均も昨年の24社から、19社と減少している。

就職活動に使った費用の平均額は6万6,990円となった。15万円以上と回答した人は11.8%と、8人に1人が15万円以上の費用がかかったことがわかった。性別では、男性が多く(男性7万500円、女性6万3,480円)、居住地の比較では地方の学生が多く(一都三県居住6万762円、地方居住7万766円)となった。

就職活動に活用したソーシャルメディアを聞いたところ、27.8%が「活用した」と回答し、よく活用されたソーシャルメディアは、順に「Twitter」17.3%、「mixi」16.3%、「Facebook」8.0%となった。

ソーシャルメディアを就職活動に活用した111名に対し用途を聞いたところ、「友人との連絡手段として活用していた(61.3%)」、「企業の採用情報を入手していた(45.9%)」と、この2つの活用方法がメインとなっていたことがわかった。これらに、「サークルなどの連絡網として活用していた(17.1%)」、「OB・OG(先輩)との連絡手段として活用していた(16.2%)」続いており、「オンライン会社説明会に参加した」という人は14.4%だった。