パブリックWebサイトを使用して外部に情報を公開

パブリックWebサイトは外部公開が可能なサイトコレクションである。このサイトコレクションを使って作成したサイトは、社外からのアクセスを含めて誰でもアクセスができるようになる。

マイナビ商事では、Office 365の導入前から一般公開の企業サイトを持っている。以下では、新規に作成するが、実際は既存のサイトが静的なHTMLで構成されているシンプルなものであれば、SharePoint Onlineのパブリック Web サイトに移行することも簡単である。

図13 : パブリック Web サイトを使用した企業サイトの公開

なお、パブリックWebサイトは独自のドメインを使用して公開することができる。

すでにWebサイトを保有するマイナビ商事では、当然ながら企業独自のドメインを保有しているので、このドメイン名を使用してパブリック Web サイトを公開してみたい。

独自のドメインの設定はOffice 365の管理で説明したドメインの設定画面で行うことができる。

ただし、Exchange Online/Lync Onlineで使用しているドメインをSharePoint Onlineで使用することはできない。

図14 : SharePoint Online用のドメインの設定

「~.co.jp」という企業独自のドメインに関してはExchange OnlineのメールアドレスやLync OnlineのSIPアドレスとして使用するケースが多いであろう。そのため、SharePoint Onlineでは、「www.~.co.jp」のようなサブドメインを使用するのが良い。

図15 : 企業独自のドメインをサブドメインとして追加

SharePoint Onlineで使用できるドメインを追加すると、パブリック Web サイトの URL として追加したドメイン名を選択することができる。

図16 : 独自のドメインを使用したパブリック Web サイトの作成

独自のドメインをURLとして使用するパブリック Web サイトを作成した後は、「DNS情報」をクリックし、表示された情報をDNSサーバーにおいて、パブリック Web サイトで使用する企業独自のアドレス(Office 365に登録したSharePoint Online用のドメイン)のCNAMEとして設定をすることで、独自のドメイン名を使用してサイトにアクセスができるようになる。

図17 : パブリック Web サイトにアクセスするための CNAME の設定