SAPジャパンは3月6日、モバイル端末やネットワーク、アプリケーションを効果的に管理するための基盤ソフトウェアであるAfariaの最新版を3月末から提供開始すると発表した。

Afariaでは、モバイルユーザーがモバイル端末の登録・管理を自分で行うためのセルフサービス・ポータル、企業の機密情報やモバイルユーザーの個人情報の保護、モバイルアプリケーションの提供や更新、テレコムコスト管理(TEM: Telecom Expense Management)を提供する。

最新版の「Afaria 7.0」は、ユーザーインタフェースをWebブラウザベースに刷新し、さらに、モバイル管理画面も同様に変更された。それにより、外出先からモバイル管理画面にアクセスすることが可能となった。対応ブラウザは、Internet Explorer、Chrome、Safari、Firefox。さらに、最新のWebサービス向けAPIが追加され、顧客やパートナーは既存のシステムとAfariaをより簡単に連携することが可能となり、必要に応じたカスタマイズを行いやすくなった。

「Afaria 7.0」モバイル端末管理イメージ

また、SAP Business Objectsソリューションとの連携によりレポーティング機能を向上させた。これにより、OSごとあるいはキャリアごとの端末数、月ごとにインストールしたモバイルアプリケーション数などの情報をドリルダウン分析することができるようになった。