プラン検討時はある程度将来を見越して

予算の限られる中小企業では極力スモールスタートでいきたいところだろう。そのためには、導入当初は20名程度での利用から始めようと検討してプランPを採用し、その後プラン Eに切りかえるというのが効率的に思える。そこで、この方法が可能かどうか調べてみたところ、Office 365 の FAQ に「異なるプランの切り替え(プラン Pからプラン Eのような変更)は、使用しているプランを一度取り消してからプランを再購入する必要がある」と記載されていた。したがって、現在のサービス体系では、50名を超えて利用する予定がある場合、最初からプラン Eを採用する必要がある。プランを検討する際には注意してほしい。

マイナビ商事でどれを採用すべきかは難しいところだが、とりあえずは後述のように無料試用版が用意されているE3を導入することにしよう。ちなみにE3では「Office Professional Plus」が利用でき、「Active Directoryとの連携」やSharePoint Onlineで「Office Web Apps」を利用できるなどの特徴がある。

購入方法の詳細と無料試用版の利用可能範囲

導入するプランが決まったので次に購入の流れを確認してみたい。こちらのサイト で購入手続きの方法が提供されている。

Office 365ではプランP、プランE3の無料試用版が提供されており無料試用版では30日間、各プランのすべての機能を使用することができる。また、試用版で使用している環境にライセンスを購入することで、評価の期限が経過した後もデータを保持して継続して使用することができる。

前述のとおり、マイナビ商事ではOffice 365 for midsize businesses and enterprisesのプラン E3の無料試用版を使用している。マイナビ商事のOffice 365の導入は無料試用版で検証を行い、検証後にライセンスを購入して構築した環境を活かしたまま本番稼働に移行する計画とした。

図1 : 無料試用版は、プラン Pとプラン E3が用意されている

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