NetLEDは1月18日、無線LANを利用してLED照明の調光管理などを行うことが可能なLED照明システム「NetLEDシステム」を2012年2月20日より、ビジネスユース向けに販売開始することを発表した。

同システムは無線LANを内蔵した白色LED照明管「NetLED照明管」を、インターネット経由で監視・管理するもので、利用者は同社が提供するクラウドサーバに接続するだけで、NetLED照明管を1本単位で時間帯ごとやエリアごとに「稼働状況の確認」「消費電力の確認」といった監視や、「1~21W の調光制御」「電源のON/OFF」「予約」といった管理を行うことが可能となる。

通常のオフィスで利用されている40W形直管蛍光灯に置き換えることができるNetLED照明管のほか、同照明管と通信する「ゲートウェイシステム」、照明管の監視や調光管理をするPC/スマートフォンなどでシステムが構築され、同社では調光無しの一般的なLED照明を200本設置した場合に比べ、同システムで同規模の照明を構築する場合、調光効果により、消費電力量を50%削減でき、1年間で約20万円のコスト削減につなげることが可能だとしている。

また、クラウドサーバも無料で利用可能で、照明管の設置にも調光のための制御盤やスイッチパネルの取り付け工事なども不要なため、安価に調光可能なLED照明を導入できるとしている。

NetLEDシステムの利用イメージ

同社ではオフィスや倉庫、工場、商業施設、教育施設などで、外光が入る部分とそうでない部分の明るさを時間や季節ごとに調光したり、人が居る場所と居ない場所を分けて調光するといった利用シーンを想定ターゲットとして販売を進めていくとしている。

なお、価格はそれぞれ参考価格ながらNetLED照明管(照明親機)が1万9800円(税別)、照明子機のNetLEDスレーブ管が1万4000円(税別)、そして1セットで100本までのNetLED照明管を制御可能な「NetLEDゲートウェイシステム」が1セットあたり6万円(税別)となっている。

システム構成とそれぞれの価格