文部科学省は、大阪産業大学が開発した燃料電池自動車「OSU-T4」の公開・試乗イベントを1月13日に実施することを発表した。これは、文部科学行政におけるさまざまな研究成果や優れた取り組みに関する広報企画イベントの一環として行われるもの。

ナンバープレートを取得した燃料電池自動車「OSU-T4」

OSU-T4は、同省の私立大学学術研究高度化推進事業として実施された「草木系バイオマスガス化発電装置の開発」に関する研究成果を基礎に、高等教育の活性化促進を目的とする同省の支援策「特色ある大学教育支援プログラム」に選定された"大阪産業大学プロジェクト共育(きょういく)"に参加した学生らが中心となり、設計・組み立てが行われた。

昨年9月、OSU-T4が国土交通省・近畿運輸局より「組立車(自動車メーカー以外が組み立てた車両)」として日本初の認可を受けたことが発表された。日本で公道走行を行うことが可能な燃料電池車としては、トヨタ、ホンダについで3番目。

イベントではこれらの成果を披露するとともに、デモンストレーションや大臣試乗の後、一般参加者(希望者)の試乗が行われる。場所は文部科学省庁舎前(霞テラス 中央ひろば)、参加は無料・事前登録不要となっている。プログラムなど詳細は同省の報道発表にて。