C++ is one of the most popular programming languages. |
次世代C++の仕様がISO/IEC国際標準として発行された。正式名称は「ISO/IEC 14882:2011, Information technology - Programming languages - C++」となる。これからの通称は「C++11」。
「C++11」は長らく策定が進められてきた次世代C++仕様。もともと200x年の発行を想定していたため、策定段階では「C++0x」と呼ばれていた。策定作業が遅れ2010年に入ったが、名称変更による混乱を避けるために「C++0x」という名称が使われて続けてきた。
C++の国際標準として「ISO/IEC 14882」はすでに1998年に発行され、2003年に改訂版が公開されている。「ISO/IEC 14882」はC++の言語仕様と標準ライブラリの双方を規程しており、1998年に規程されたものは通称「C++98」、2003年に改訂されたものは通称「C++03」と呼ばれている。
「C++11」は「C++98」および「C++03」との互換性は確保しつつ、言語仕様と標準ライブラリの双方の規約を改訂している。新しい機能として並列プログラミングのサポートやプログラミングの簡素化、関数プログラミング機能の強化、ジェネリックプログラミングのアップデート、オプショナルガベージコレクタ機能の導入、新しい言語仕様の機能を活用した新しい標準ライブラリの策定が盛り込まれている。