日立電線は9月20日、連結子会社である日立電線商事と日立電線販売を2012年1月1日付けで合併すると発表した。合併後の存続会社は日立電線商事で、同社に日立電線グループの営業機能を集約することで、国内営業体制の強化を図る。

今回の合併は、同社が今年9月に発表した中期経営計画「リニューアル・プラン"BRIDGE"」に基づく事業構造改革の一環。

現在、日立電線の連結グループの国内営業体制は、情報ネットワークシステム関連のサービスを提供する日立電線ネットワークス社を除くと、親会社である同社、販売会社の日立電線商事、日立電線販売、北海日立電線機販、製造会社である東日京三電線、東北ゴム、日立アロイの7社で構成されている。

日立電線商事と日立電線販売の合併に加え、日立電線商事が北海日立電線機販を子会社化し、2012年4月に東日京三電線・東北ゴム・日立アロイが有する営業機能が日立電線商事に移管される。

今回の体制再編により、日立電線の営業機能の一部及び連結子会社の営業機能は実質的に日立電線商事に集約されることになる。