MM総研は9月6日、2010年度のスマートフォンアプリ市場および製品・キャリアの満足度などの利用実態を発表した。これによると、2010年度のスマートフォンアプリ総ダウンロード数は3億202万回、有料アプリの市場規模は67.8億円と分析。また、機種別満足度ではソニー・エリクソンの「Xperia arc」が高い評価を得たとしている。同調査はスマートフォンユーザー2000人へのアンケート調査および同社の既存データなどを分析したもの。

無料・有料のアプリダウンロードでは、無料アプリの利用経験が1912人(95.6%)、有料アプリが947人(47.4%)となった。ジャンルでは「ゲーム」が63.4%と最も多く、次いで「交通・乗り換え案内」61.4%、「天気」58.2%と続いた。有料アプリ利用経験者を対象にジャンル別のアプリ購入金額を質問した結果から、有料アプリダウンロード課金市場は67.8億円と分析。そのシェアでは「iOS」が84.5%を占めた。ジャンルでは「ゲーム」が最も多かった。

有料アプリのOS別シェア 資料:MM総研

利用しているスマートフォンの満足度について「総合的な評価」「サイズ」「操作性」など9項目の5段階評価を行った結果、最も高評価を得たのはソニー・エリクソンの「Xperia arc」となった。iPhone4は「機能」「操作性」が高く評価された。キャリアでは「スマートフォンの品揃え」「販売方法や料金プランのわかりやすさ」「ネットワークの通信速度」等7項目中、6項目において僅差ながらNTTドコモが最も高い評価を得た。

次に携帯電話を購入する場合、再度スマートフォンを購入する意向を示した人は1581人(79.1%)に上った。回答者に今後のスマートフォンに求めるものを質問したところ、「バッテリー容量の増加」(79.4%)が最も多い結果となった。

今後のスマートフォンに求めること 資料:MM総研