電子ブック作成ソフトを提供するスターティアラボはこのほど、App Storeで無料提供している同社のiPhone / iPad対応電子ブックアプリ「ActiBook(アクティブック)」をバージョンアップしたと発表した。

これまでPC版の電子ブックでのみ提供されていたGoogle Analyticsとの連動が、今回のバージョンアップでiPhone / iPad版の電子ブックに対応し、アクセスログ解析が行えるようになったという。

アクセスログ解析機能では電子ブックへのアクセス数のほか、ページ滞在時間やどのページを拡大しているかといったことが分析できる。またPCやiPhoneなど閲覧したデバイス別のアクセス状況を確認することもできる。

アクセスログ解析では、電子ブックの1ページをWebサイトの1ページに見立てて分析する。

たとえば上図の「/ipad_startialab_page4」では、解析された196ページビューがこの電子ブックの4ページ目が見られた回数を表している。また、67ページ別訪問数がこの4ページ目を見た読者の数、平均ページ滞在時間がこのページの平均読書時間、離脱率がこの4ページ目を最後に読書を終えた人数に該当するということになる。

同様にGoogle Analyticsの機能を利用して、デバイス別のアクセスなども確認できるようになっている。

また、電子ブックのページ上での動画再生「動画埋め込み機能」、電子ブックデータのダウンロード中でも電子ブックの操作ができる「バックグラウンドダウンロード機能」にも今回のバージョンアップで対応。

さらに、電子ブック上に自由に記入ができる「ペン書き込み機能」が追加され、電子ブックのペンツールを利用して書き込みが可能になった。書き込まれた情報はアプリ内に保存されるようになっている。

なお同社では近日中にAndroid対応スマートフォンでも、同機能の対応も行う予定としている。