富士通は9月1日、丸広百貨店の食品部門における食品発注システムを刷新したことを発表した。同社は、システムの導入にあたり丸広百貨店の業務体系の見える化を行って課題を洗い出し、発注プロセスの最適化策など21の改善施策に沿ってシステムを提案した。
導入されたシステムは、本部用には発注・仕入・販売・在庫予算などを管理する同社のパッケージソリューション「GLOVIA smart 量販店」、各店舗には手書き注文用紙であるオーダーブックの電子化を実現した店舗発注システム「MINDEOB」。
システム導入により丸広百貨店は、これまで翌日に反映されていた価格や取引先などの商品情報(商品マスター)の更新情報をリアルタイムにシステムに反映させることで、商品変更により発注できなくなった品を間違えて注文してしまうなどの商品発注エラー率を8割以上削減し、商品発注業務の精度が大幅に向上したとしている。
また、商品発注業務の見える化をもとにフローそのものを見直した上でシステムを構築したことによって、商品発注にかかる時間を3割以上削減するなど業務効率を向上させ、経営力強化を実現したという。
食品発注システム 画面イメージ |
なお、システム導入は富士通および富士通システムソリューションズ、富士通フロンテックが行っている。