キヤノンは、A4レーザー複合機の新製品として、カラーの「Satera MF8380Cdw/MF8340Cdn/MF8080Cw/MF8040Cn」、およびモノクロの「Satera MF6780dw」の計5機種を、9月8日より順次発売(カラー複合機4機種は10月下旬の予定)すると発表した。

A4カラーレーザー複合機

カラー機の「Satera MF8380Cdw/MF8340Cdn/MF8080Cw/MF8040Cn」は、コピー、プリンタ、スキャナ機能を搭載した複合機で、さらにMF8380CdwとMF8080Cwは、FAX機能も搭載するほか、Sateraシリーズで初となるIEEE802.11b/g/n対応の無線LANを標準搭載する。

Satera MF8380Cdw

Satera MF8340Cdn

Satera MF8080Cw

それぞれの機能と想定店頭価格は、以下の表のとおり。なお、価格はすべてオープンで、発売は10月下旬を予定している。

製品名 MF8380Cdw MF8380Cdn MF8080Cw MF8040Cn
想定店頭価格 94,980円 84,980円 79,980円 69,680円
印刷スピード
(カラー/モノクロ)
20枚/20枚 20枚/20枚 8枚/12枚 8枚/12枚
コピー機能
プリンタ機能
スキャナ機能
FAX機能 - -
両面印刷 - -
ADF 両面 両面 片面 片面
ネットワーク 有線/無線 有線 有線/無線 有線
最大給紙容量
(カセット/手差し)
250/50 250/50 150/1 150/1

新機能としては、スキャンしたデータをパソコンへ転送する「ワンタッチスキャンボタン」や、複数枚を1枚に集約コピーをする「用紙節約コピーボタン」など、ワンボタンで操作が可能な「ショートカットキー」を搭載したほか、USBメモリからのダイレクトプリントを新たにサポートした。

ビジネス向けの機能としては、SendLite機能を搭載し、スキャンしたデータをパソコンの共有フォルダに保存可能なほか、E-メール送信、受信FAXの自動転送に対応。そのほか、MF8380CdwおよびMF8380CdnのADFが自動両面になっている。

読取解像度および出力解像度は共通で600×600dpi、ADF給紙はいずれも50枚。外形寸法/重量は、MF8380CdwとMF8380CdnがW430×D484×H479mm/約31kg、MF8080CwとMF8040CnがW430×D484×H429mm/約26kg。

A4モノクロレーザー複合機

Satera MF6780dw

Satera MF6780dwは、A4対応モノクロレーザー複合機の最上位機種で、コピー、プリント、FAX、スキャンの4つの機能を提供する。新開発のエンジンを採用し、出力スピードを従来機種の毎分22枚から33枚(A4タテ)に高速化したほか、上記のカラー機と同様、有線LANに加えて無線LAN機能、SendLite機能、USBダイレクトプリント機能を新たに搭載している。価格はオープンで、店頭予想価格は74,980円。9月8日より発売される。

読取解像度および出力解像度は共通で600×600dpi、最大給紙容量はカセット500枚、手差し50枚。外形寸法はW450×D472×H465mmで重量は約21.5kg。