NPGネイチャー アジア・パシフィックは8月17日、同社Webサイトが不正にアクセスされ、個人情報が流出したことを発表した。

同社は1987年5月に設立。Natureの日本印刷や日本の科学に関する報道など、Natureの出版活動全体を担う活動を展開している。現在は、日本だけでなく中国・韓国・台湾・シンガポールを含むアジア全域に及んでいる。

今回流出した個人情報は、一部の登録者の氏名・電子メールアドレス・暗号化されたパスワードおよび一部の定期購読者のクレジットカード情報。同社によると、被害を受けた定期購読者と登録者には既に連絡をとり、警察にも報告しているとのこと。

同社では、調査会社とともにWebサイトのセキュリティ強化を図り、一時的にウェブ上での電子取引と登録業務を停止。セキュリティ強化の対策を講じている。今後数週間以内に、安全な新しいセキュリティフレームワークによる登録および電子取引システムを再開する予定としている。

なお、nature.comと他のネイチャー パブリッシンググループのウェブサイトは被害を受けていないとのこと。

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