エステーは7月26日、首都大学東京の福士政広教授の監修の下、同大学との共同開発による家庭用放射線測定器「エアカウンター」を10月20日から、関東・東北を中心としたドラッグストア/ホームセンター、またインターネット通販で発売すると発表した。価格は1万5,750円(税込)。
家庭用放射線測定器「エアカウンター」 |
同商品は、自宅や家庭菜園場、公園の砂場など、放射線が気になる場所で、地上から1mの高さで放射線の1である空気中のガンマ(γ)線を0.05μSv/h~9.99μSv/hの範囲で測定することができる。
測定の仕組みは、放射線1本が入ると半導体センサーが反応し、発生した電荷を信号に変えてカウント、時間当たりのカウント数を放射線量の換算式(セシウム基準/Cs137)によって、1時間あたりの人に対する放射線の影響がどれだけあるかを表す単位である毎時マイクロシーベルトに変換して表示するというもの。
測定値は、国の認定を受けた第三者機関によって国家標準に基づいた校正を実施し、承認を受けている。
電源は単4アルカリ電池2本で、1日1時間の使用で約2ヵ月使え、連続使用の場合は約50時間となる。精密な本体を衝撃やキズ、放射性物質による汚染から保護するシリコンジャケットも付属している。