積水樹脂と京セラ、京セラソーラーコーポレーションの3社は7月14日、太陽光発電とLEDを活用した街路施設(ソーラー発電シェルター)「エコシェル」を共同開発したことを発表した。同製品は7月20日より販売が開始される。

「エコシェル」は2009年から積水樹脂と京セラソーラーコーポレーションが共同開発を進めてきたもので、多目的シェルターユニットの屋根部分に京セラの太陽電池モジュールを搭載。軒部分の照明にLEDを採用している。

「エコシェル」の設置イメージ(1)

同製品で発電した電力はシェルター内のLED照明のみならず、同一の電灯契約をしている周辺設備でも利用できるほか、付属のパワーコンディショナの自立運転機能を使うことで、携帯電話などの充電も行えるようになるという(日射量によって使用できない場合もある)。

「エコシェル」の設置イメージ(2)

「エコシェル」の価格は485万円(施工費別。太陽電池6枚を搭載した基本構成の場合)で、構成部材は多結晶シリコン太陽電池モジュール約1kW分(180W×6枚)、発電シェルターユニット、延長ケーブル、パワーコンディショナ、LED照明2セットとなっている。

「エコシェル」での電気の利用イメージ