米Oracleは6月28日(米国時間)、米Googleを相手取って起こしているJava特許訴訟で、Googleに要求する損害賠償額を26億ドルとする書類を提出した。
この訴訟は、Oracleが2010年8月にGoogleを提訴したことに端を発する。Oracleは、Androidの仮想マシン「Dalvik」が自分たちが所有するJavaの著作権と特許を侵害していると主張している。
6月16日、Oracleは損害賠償額を「数十億ドル」とする書類をカリフォルニア北部地区連邦裁判所に提出していた。今回の26億ドルは、28日に提出した書類で特定した。26億ドルという数字は、Oracleが依頼した米ボストン大学の経済学教授、Ian Cockburn氏の調査に基づくものとなる。
Oracleはまた、Googleが6月18日に提出した書類で、Cockburn教授の試算として「16億ドルから61億ドル」になるとしていたことに対しても攻撃し、「Googleは、Cockburn教授がOracleの受け取るべき損害賠償を14億ドルから61億ドルの間という結論に達したと不正に主張していた」とも記している。
Reutersなどによると、予審は早ければ11月に開かれる予定という。