アカマイのサービスについて説明した米Akamai Technologies、EMEA/APAC/South America担当副社長兼ジェネラルマネージャのGreg Lazar氏

アカマイ・テクノロジーズは、6月8日に実施される「World IPv6 Day」において、同社のプラットフォームによって処理/配信されたIPv6のWebトラフィックをリアルタイムに集計/可視化したWebサイトを設置すると発表した。同日のトラフィックパターンを、同社の専用サイトにて公開する。

World IPv6 Dayは、Yahoo!やGoogle、Facebookなどのインターネットサービス事業者が1日限定でテスト的にサービスをIPv6化して配信するというもの。日本時間の8日午前9時から9日午前9時まで実施される。

アカマイ・テクノロジーでは、同社のクラウドプラットフォーム上でトラフィックをIPv6化できるサービスを、2011年中の正式リリースを目指して試験提供している。同サービスを利用すると、企業は自社のサーバに手を入れることなくIPv6対応が行え、IPv4/IPv6双方のクライアントに対して並行してコンテンツを配信できるという。国内ではグリーが同プログラムに参加しており、すでに相互接続性が確認されている。

専用サイトはそのネットワーク上のトラフィックを集計したもので、世界各国での利用状況がグラフィカルな画面で確認することができる。