リコーは、ソフトウェア開発会社のSkyのクライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View Ver5.1」と、リコーのデジタル複合機(MFP)「imagioシリーズ」との連携により、ソフトウェアライセンスの証書管理を効率的に行える「SKYSEA Client Viewソフトウェアライセンス証書管理オプション for imagio」を5月25日より提供開始した。
同製品は、リコーが推進する「Operius(オペリウス)」の開発パートナーとして、Skyがリコーの技術協力のもとに開発したもので、Skyが販売を行うほか、Operius認定商品としてリコーグループの販売会社からも販売される。価格は20万円(税別)で、年間200社への販売を目指す。
近年、ソフトウェアライセンスの保有証明をWebサイト上で提供するソフトウェアメーカーも増えているが、組織で個別に購入したパッケージ型のソフトウェアや、コンピュータにインストールされて出荷されるソフトウェア(プリインストールソフトウェア)、コンピュータ周辺機器に付属されているソフトウェアなどのライセンス証明は、未だ紙の証書であることが多く、IT資産管理業務を行っていく過程で、これらソフトウェアの管理までなかなか進んでいないのが実情である。
同製品では、ライセンス証書をMFPでスキャンして、その画像データを「SKYSEA Client View」に直接取り込むことができるため、SKYSEAのソフトウェアライセンス管理画面上で、実際のソフトウェア導入状況とライセンス情報や証書画像を関連付けて管理することができる。このため、例えば情報セキュリティ監査などでライセンスの保有証明を要求された際に紙のライセンス証書を探す手間を省けるとともに、不正なライセンス使用も抑止することができるようになる。
また、スキャンした証書の画像を加工せずにそのまま使用した場合、意匠権に抵触する可能性があるが、SKYSEA上で関連付けする際に、証書に含まれる意匠権に抵触しないよう、証書画像の一部を加工して見えなくするなどの編集も行うことが可能となっている。