NXP SemiconductorsおよびEricsson、Gemalto、Giesecke & Devrient、Oberthur Technologies、STMicroelectronics、ViVOtechをはじめとする、NFCのエコシステムをリードする企業で構成される業界グループ「MIFARE4Mobile」は、MIFARE4Mobileの仕様についての最新ロードマップを公開した。
MIFARE4Mobileのメンバー各社の協業により、MIFARE4Mobileの次世代版となるバージョン 2.0(v2.0)の仕様では下記のような新機能と技術のサポートが統合されることとなる。
- MIFARE Classic、MIFARE DESFire、MIFARE DESFire EV1アプリケーションのフルサポート
- 複数のTrusted Service Managerへのサポート
- 同じセキュリティ要素での複数の MIFAREアプリケーションのサポート
- GlobalPlatform 2.2への準拠
- サービスプロバイダとMIFAREアプリケーション間のエンド・ツー・エンドのセキュリティ
- MIFARE4Mobile 1.01 との後方互換性
v2.0は2011年第3四半期にリリースを予定しており、これによりMIFARE4MobileはモバイルデバイスにおけるMIFAREアプリケーションのライフサイクル管理全体を通じた要件を満たせるようになるという。
なお、MIFARE4Mobileのテクノロジは、OTA(over-the-air:無線)環境から携帯電話のユーザーインタフェースを通じたエンドユーザーコミュニケーションまで、NFCモバイルデバイスにおける MIFAREをベースとしたサービスの管理に使われている。MIFARE4Mobileグループは、このMIFARE4Mobileテクノロジの進化を先導していく基盤として機能しており、SIMカードや携帯電話などNFCに対応したセキュアなデバイスにおけるMIFAREアプリケーションの統一された管理の標準化を進め、発展させることを目指している。