IDCフロンティアは5月12日、同社のクラウドサービス「NOAHプラットフォームサービス」に、オープンソースのクラウド基盤ソフトウェア「CloudStack」を採用したサービスの提供を7月から開始すると発表した。

「CloudStack」は、仮想化に必要とされる各種ハイパーバイザーに対応した米Cloud.com社のソフトウェアで、リッチなGUIによるリソースの管理を実現する。

海外ではTata CommunicationsやKorea Telecom、Singapore Telecomなどが「CloudStack」を採用して商用クラウドサービスの提供を開始しているとのことだが、日本国内でこのソフトウェアを採用して商用サービスを展開するのはIDCフロンティアが初めてとされる。

「NOAHプラットフォームサービス」の基盤に「CloudStack」が採用されることによって、ユーザーは仮想マシンの構築・管理にどどまらず、API公開によるクラウドサービス全体の統合管理や「パブリッククラウド」と「プライベートクラウド」の連携を実現できるようになるという。