東京エレクトロン デバイス(TED)と組み込みプラットフォーム開発のアットマークテクノは4月20日、「Windows Embedded Compact 7で無線LAN組み込み開発キット」を5月10日から5月31日の期間限定でTEDから販売するキャンペーンを実施することを発表した。

同開発キットは、ARM9コアを採用したFreescale Semiconductorの「i.MX25」を搭載し、タッチパネル液晶対応の組み込みプラットフォームであるアットマークテクノの「Armadillo-440液晶モデル開発セット」(6万3000円)に、別売りの産業用小型無線LANモジュール「Armadillo-WLAN」(実売価格は1万6000円相当)を無料特典として添付した特別キット。同キットは、Windows Embeddedユーザーを対象としており、アットマークテクノとコードギア、サムシングプレシャスが共同で開発したWindows Embedded Compact 7対応のドライバなどの各種ソフトウェアを用いて無線LANモジュールを動作させることが可能となる。

Windows Embeddedユーザーを対象に30台限定でArmadillo-440にArmadillo-WLANを無償特典としてセットして販売する

Windows Embedded Compact 7は、Microsoftが2011年3月に発表したWindows 7 テクノロジーベースの組み込みOS。Microsoft Visual Studioをベースに開発することができること、またGUI開発が比較的手軽なことが特長となっている。

実際にArmadillo-440にArmadillo-WLANを接続し、Windows Embedded Compact 7を動作させている様子(画像提供:アットマークテクノ)

開発ツール類やデバイスドライバなどのソフトウェア(評価版)は各社のWebサイトなどから無償でダウンロード可能なほか、同開発キットにもWindows Embedded Compact 7の評価版(Visual Studio 2008の評価版含む)が同梱される予定としている。

なお、キャンペーン対象期間は2011年5月10日~5月31日までで、台数は先着30名となっており、TEDのキャンペーン品の発注受付窓口(電話番号:045-443-4020もしくはE-Mail:armadillo■teldevice.co.jp)およびTEDのキャンペーン受付Webサイトにて受け付ける予定としている。

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