StatCounter Global Statsの報告によると、2011年4月の米国OSシェアに順位に変動が起きた。Windows 7が販売されて以来、これまで圧倒的なシェアを確保してきたWindows XPは下落傾向を続け、逆にWindows 7は増加傾向を続けてきた。そしてついにシェアが逆転した。これで米国ではWindows 7がもっともシェアの高いOSとなる。
StatCounter Global Stats報告 - 3月1日から4月11日までの米国OSシェア変動 |
StatCounter Global Stats報告 - 4月1日から4月11日までの米国OSシェア |
世界シェアでは依然としてWindows XPのシェアが高く過半数を確保している。「Windows XPのシェアが下落し、逆にWindows 7のシェアが増加する」という米国と同様の傾向は続いているものの、それでもWindows 7のシェアはWindows XPの半分にも到達しておらず、Windows XPが高い影響力を持ち続けている。
StatCounter Global Stats報告 - 3月1日から4月11日までの日本OSシェア変動 |
StatCounter Global Stats報告 - 4月1日から4月11日までの日本OSシェア |
一方日本のOSシェアは、StatCounter Global Statsの報告によればそれほど大きな変動は観測されておらず、引き続きWindows XPが高いシェアを確保している。日本はIE6のシェアが10%を超えたIE6シェアの高い国とされており、Windows XPが高いシェアを確保しているという状況が、こうしたIE6のシェアにも影響を与えているものとみられる。