NECは、2011年度入社式を4月1日(金)に行います。新入社員に対する社長訓示の要旨は次のとおりです。
0.はじめに、今回の震災で不幸に遭われた方々に、謹んで哀悼の意を表するとともに、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。国難とも言える未曾有の災害からの復興に向けて、NECグループとしてもできる限りの支援をすることで貢献していきたいと考えています。
1.ビジネスとは、会社という公器を使って、社員一人ひとりが広く社会やお客さまに貢献すること。その貢献の大きさが会社の価値を決める。イノベーションへの情熱を常に持ち続けることで、お客さまに対して絶え間ない価値提供を実現していこう。 NECグループはNECグループビジョン2017として「人と地球にやさしい情報社会の実現」を目指している。グループ12万人が一丸となって、「One NEC」として世界中でどのように「大きな貢献」ができるかを考え、一緒にビジョンの実現を目指していこう。
2.皆さんはまさに「NECのグローバル化」を実行するための人材。2017年の海外売上高50%達成を通過点に、さらにその先のステップを意識して欲しい。また日本も含めた「グローバル6極(注)」の意識を持って仕事にあたって欲しい。
3.商品やサービスを、お客さまに「選んでいただき」「買っていただく」ためには、商品・サービスが「ダントツ」であることが必要。そのような商品やサービスは、関係部門が一体となってはじめて創ることができる。そのために社内外で積極的に対話の機会を持ち、強い意志を持って自律的に仕事にあたっていただきたい。
4.ビジネスを行うのは「人」であり、人が入れ替わっても会社が継続していくためには良い企業文化が必要。そのため、社内で折に触れて「事業は人、企業は文化」と伝えている。NECにある良い企業文化、すなわち「NECグループバリュー」を実践し、世界中のお客さまから愛されるNECグループを一緒に創り上げていこう。 以上
(注)グローバル6極とは、世界を5つの地域(中華圏、アジア・パシフィック、EMEA、北米、中南米)に分けた5極と、日本を含めた6極体制でグローバル事業を展開していくこと。