Internet Protocol version 4

IPv4のプール枯渇を予測しているIPv4 Address Reportは3月31日現在で、もっとも早くIPv4プールが枯渇する地域インターネットレジストリ(RIR)はAPNICであると推測している。枯渇予測日は4月27日とされており、残り27日。APNIC - APNIC's IPv4 pool usageの報告によれば、同日における残りブロック数は2.02。

日本へIPv4の割り当てを担当している日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)はIPv4をプールしていないため、APNICのIPv4プール枯渇時で日本の新規IPv4は取得できなくなる。APNICは最後の1ブロック分を通常の割り当てではなくIPv4インターネット接続を維持するために取り置くとしている。実質的に残り1ブロックになった段階で日本におけるIPv4新規獲得は終了する。

3月31日現在、APNICサイトに掲載されているAPNICのIPv4残量グラフ。3月31日で残りが2.02へと大きく減ったことがわかる。

IPv4 Address ReportにおけるAPNICのIPv4プール枯渇予測は前倒しが続いている。IANAのIPv4プール枯渇時にJPNICが発表した「3ヶ月後から6ヶ月後ほどでJPNICのIPv4プールが枯渇する」という予測とほぼ同じか、若干前倒し気味で推移している。