Symantec

ニュージーランド地震への支援を装った詐欺サイトが現れたことをSymantecが伝えている。ニュージーランドの赤十字社を装ったサイトで、このサイトからオンラインで寄付できるように見せかけていた。詐欺サイトからのオンライン寄付で入力を求められたデータはクレジットカード番号、セキュリティ番号、カードの有効期限、PINコード、メールアドレス、住所、運転免許証番号、生年月日など。データを入力し終わると正規の赤十字社のサイトへリダイレクトされていたという。

2月22日(ニュージーランド時間)、ニュージーランドのカンタベリー地方で地震が発生。日本から救助隊が派遣され、救助状況が連日報道されるなど高い関心を集めている。詐欺サイトはこうした時事に関連を持たせることで本物らしさを演出することが多い。Symantecはこうした詐欺サイトに騙されないために、次のような対策を紹介している。

  • メール中のあやしいリンクはクリックしない。
  • メールの返信内容に個人情報を記載しない。
  • ポップアップウィンドウで個人情報を入力しない。
  • オンライン詐欺サイト対策のセキュリティソフトウェアを頻度よく更新する。

詐欺サイトのリンクはスパムメールに含まれるスタイルで不特定多数へ送信される。たとえ知り合いからのメールであったとしても、メールに含まれているリンクは不用意にクリックしない方がいい。クレジットカード情報や個人情報の入力を求めるサイトに転送された場合は特に注意してほしい。