国内ではあまり知られていないが、Hyper-VとVMware vSphereなど、異種ハイパーバイザーが混在する仮想化環境をまとめて監視/操作できる管理製品がすでに存在する。クエスト・ソフトウェアが提供する「vFoglight」がそれだ。

vFoglightは、異なる種類のハイパーバイザーが導入されている環境でも、単一のコンソールで全仮想マシンをモニタリングすることができる。さらに、物理サーバの状態やデータベース/アプリケーションの処理状況までも同じコンソールで監視し、問題があれば操作することも可能だ。

このような高度なテクノロジーを有するクエスト・ソフトウェアは、ワールドワイドでは非常に著名。Fortune 500に名を連ねるほとんどの企業で利用されている。大規模データセンターでの導入実績も豊富で、クラウド/仮想化の導入に失敗した米国企業らの相談も多数受けてきたという。

そのクエスト・ソフトウェアが3月9日に、米国で蓄積した運用ノウハウを開示する技術セミナーを開始する。先述のマルチハイパーバイザーに対応する管理ソフトウェアの詳細はもちろん、米国の事例を基にした、仮想化導入時の陥りやすい問題やその回避方法も披露される予定だ。

クエスト・ソフトウェア主催の技術セミナー「クラウド/サーバ仮想化導入メリットを引出す運用管理セミナー」のWebサイト

また、アイ・ティ・アール シニア・アナリストの金谷敏尊氏による特別基調講演も用意されており、米国発のノウハウのみならず、国内ならではの情報も収集できるセミナーとなっている。

現段階ではあまり表に出ていない仮想化/クラウド導入の裏に潜む問題点を知ることができる貴重なチャンス。無料で参加できるので、システム刷新を検討中の管理者は参加してみてはいかがだろうか。