マグニチュード(M)6.3の大地震に見舞われ、邦人を含め多数の行方不明者が出ているニュジーランドのクライストチャーチ地震、米Googleが人民救済活動に役立ててもらおうと人の情報データベースツール「Google Person Finder」を提供している。

Person Finderのクライストチャーチ地震用サイトでは、「人を探している」「人の情報を知っている」の2つのボタンがあり、探している人は前者を、地震に巻き込まれた人の情報を知っている人は後者を選択し、名前などを入力する。これにより、知りたい情報のマッチングと情報共有を助ける。現在、7,400のレコードがある。

同ツールはデータフォーマット「PFIF(People Finder Interchange Format)」を利用、だれでも利用でき、自分のサイトに組み込むこともできる。なおGoogleは、Person Finderに集まったデータを自社ではレビューしておらず、データの正確さについては責任を負わないとしている。

Person FinderはGoogleの慈善事業であるGoogle.orgが提供するもので、2010年のハイチ地震、同年夏のパキスタン洪水などでも提供している。

Google Person Finder