Distributed Systems Interface(DSI)コンソーシアムは、自動車電子制御ユニット(ECU)とセンサ/アクチュエータを結ぶ通信規格として、 DSIの次世代規格となる「DSI3技術仕様Version 1.0」の策定を完了したことを発表した。
同コンソーシアムは、2009年9月にデンソー、Freescale Semiconductor、TRW Automotiveの3社が、 DSI規格の推進と発展を目的に設立した団体。設立以降、参加企業がそれぞれの専門知識を持ち寄り、次世代規格の策定を進めてきた。
今回策定を完了したDSI3規格は、安全性が重視されるECUとセンサ/アクチュエータとの接続におけるシリアルデータ通信規格で、将来の車両制御における機能の拡張と性能向上に対応することが可能だ。主なアプリケーションとしては、従来から用いられてきたエアバッグのみならずその他の車載システムも今回、新たに盛り込まれたという。
なお、コンソーシアムのメンバー企業各社では、すでにDSI3規格に準拠したシステム/コンポーネント・ソリューションの開発に着手しており、 2013年には量産を開始する予定としている。