日本サムスンは「日本の電子看板をもっと楽しくしよう運動」を展開する。その第一弾として、数千拠点へのコンテンツ配信と遠隔運用・管理に対応した電子看板ソフト「MagicInfo-i Premium」を今夏に発売。オーサリング版の無償ライセンスを配布することも合わせて発表された。
同社は、日本の電子看板市場をさらに活性化し、ユーザーの導入障壁を低くすることを目的にした「日本の電子看板をもっと楽しくしよう運動」を2011年に展開すると発表。同運動の第一弾として、数千拠点へのコンテンツの配信と遠隔運用・管理に対応した電子看板ソフト「MagicInfo-i Premium」を今夏に発売する。
同ソフトは、コンテンツの制作をするオーサリング版、センターサーバーからスケジュール配信と遠隔運用・管理を行うサーバー版、液晶ディスプレイにコンテンツを映し出すクライアント版の3つのソフトから構成。
なお、同社は1ライセンスあたり10万円程度のオーサリング版を無償でライセンスすることも合わせて発表。オーサリング版では、複数の素材を重ね合わせる「多層レイヤー機能」や、時間の流れと場面の移り変わりの編集を視覚的に操作できる「タイムライン機能」をそなえ、300種類のコンテンツ効果を付加することができるほか、著作権フリーの17テンプレート、300以上のクリップアート、サンプル用動画・静止画・フラッシュ動画と19の効果音を標準でバンドルする。
同社は今夏の正式発表に先立ち、オーサリング版の実証テストプログラムを金沢工業大学や、参加希望のクリエイターと共同で実施。テストプログラムへの参加者は公募で募集し、プログラムを通じてソフトの完成度の向上を高め、より使いやすいソフトの開発を目指すとのこと。