ANAグループは1月21日、経済産業省の「水素利用社会システム構築実証事業」1つである「水素ハイウェイプロジェクト」の事業者「水素供給・利用技術研究組合」に協力し、水素供給インフラ・燃料電池自動車の本格普及に向けた実証事業の運用に参画すると発表した。

これに伴い、国際線旅客サービスの一環である「欧米線お帰りハイヤーサービス」ならびに「早朝お迎えプラン」に燃料電池自動車を順次導入する。燃料電池自動車を用い、高速道路での長距離走行を主とした定期車両運行は日本初の試みとなる。

欧米線お帰りハイヤーサービスは欧米路線のファーストクラス/ビジネスクラスの利用客向けのサービス、また、早朝お迎えプランはジャカルタ線のビジネスクラスの利用客を対象に「ジャカルタ線就航キャンペーン」として提供されているサービス。

導入予定の燃料電池自動車はトヨタ製FCHV-adv、数量は2台となっている。実証実験は1月29日からスタートし、欧米線お帰りハイヤーサービスは3月31日まで、早朝お迎えプランは3月26日まで行われる。

利用予定の燃料電池自動車、トヨタの「FCHV-adv」