The World Wide Web Consortium

W3CがInk Markup Language (InkML)の実装呼びかけを開始した。13日現在、InkMLはCandidate Recommendationのステージにある。実装を進め特に問題が発見されなければ、このまま微調整を行ってから正式にW3C勧告として提供されることになるとみられる。

Ink Markup Languageはデジタルペンなどを使った入力そのものをデータとして記述するためのマークアップ言語。デジタルペンなどの入力に限らずジェスチャーなどをデータ化することもできる。入力そのものをデータ化することができるようになるため、さまざまな分野やデバイスにおいてこれまで考えられなかったような使い方が期待できる。

3次元位置情報検出機能やタッチ入力機能を備えたスマートフォンをはじめ、視覚情報を使ったデバイスなど人間の五感を活用する新しいタイプのデバイスが増えている。InkMLはそうしたデバイスにおける活用も期待できるなど、今後の展開が注目されるフォーマットのひとつといえる。