ミック経済研究所は1月6日、ソーシャルメディア市場の広告収入および課金収入に関する調査結果を発表した。それによると、ソーシャルメディア市場の2010年度売上規模は全体で2005億円。これは、前年度比183%の金額になる。
内訳は、課金収入が1387億円で、広告収入が618億円。前年度と比べると、課金収入が232.1%、広告収入が124.1%という結果になる。課金収入に関しては、2009年度も前年度比247.9%を記録しており、2年連続で2倍以上に拡大。また、広告収入に関しても、2年連続で10%以上拡大しており、低迷する広告市場全体の中では数少ない好調な市場だという。
2011年度に関しては、課金収入が44.2%増の2000億円、広告収入が18.6%増の733億円と予測。全体で前年度比136.6%になると見込んでいる。ミック経済研究所では、2012年、2013年に関しても、成長率は下がるものの、課金収入/広告収入ともに10%以上の拡大を続け、2013年度にはソーシャルメディア市場全体で3963億円規模になると予測している。
なお、今回の調査は、ソーシャルメディアをSNS、ブログ、Q&Aサイト、動画・画像共有サイト、クチコミサービスの5つの分野に分類し、それぞれの参入プレイヤーに面接取材を実施。各分野でサービスを運営する29社/33サービスの調査結果をベースにレポートをまとめている。