日経HRは12月24日、同社が運営する日経キャリアNET会員のメーカー技術者を対象に実施した「働いてみたい」企業に関するアンケートの調査結果を発表した。
2010年度の「働いてみたい会社」のランキングのトップは、昨年に続いてパナソニックが選ばれた。これに、ホンダが第2位、東芝が第3位と続いた。上位には電機、自動車、機械の業界を代表する企業が上位に並んでいる。
同社では、政府のエコポイント制度の恩恵を受けた自動車や家電業界は金融危機で落ち込んだ2009 年に比べて急速に業績を回復し、パナソニック、ホンダ、東芝、トヨタ、日立など、効率経営を進めながら、特需の恩恵を受けた企業がトップ5位に入ったと分析している。
2010年度「働いてみたい会社」ランキング トップ10
順位 | 企業名 | 人数 |
---|---|---|
第1位 | パナソニック | 46人 |
第2位 | ホンダ(本田技研工業) | 39人 |
第3位 | 東芝 | 33人 |
第4位 | トヨタ自動車 | 30人 |
第4位 | 日立製作所 | 30人 |
第6位 | キヤノン | 25人 |
第6位 | ソニー | 25人 |
第8位 | IHI | 21人 |
第8位 | NEC | 21人 |
同調査ではあわせて「グローバル化」についても聞いている。まず、自社に外国人が「いる」と答えた人が49%、「いない」と答えた人が「50%」とほぼ半数という結果になった。また、「自分がグローバルな人材と言えるか?」という質問に対し、「はい」と答えた人が23%、「将来なりたい」と答えた人が47%と、グローバルな人材に対し7割が前向きな回答をした。
また、海外の人材との競争については、日本の人材が「大きく負けると思う」「負けると思う」という回答が64%と、「大きく勝つと思う」「勝つと思う」を合わせた24%を大きく上回り、将来を悲観的に見ている回答が目立った。