たとえば、出先でプレゼンテーションを行う場面を考えてみよう。昔のやり方であれば、USBメモリか何かにPowerPointのファイルをコピーして現地に出向いたり、あるいは自分のノートPCにPowerPointのファイルをコピーして現地に出向いたりする必要があった。その場合、出先で利用可能なPowerPointのバージョン(そもそもPowerPointがあるか、という問題もある)や、プロジェクタとの接続について、いちいち気をもむ必要がある。

ところがSkyDriveを利用すれば、出先ではプロジェクタを接続したコンピュータを用意しておいてもらうだけでよい。そこからインターネットにアクセスできれば、SkyDrive上のファイルを開いてOffice WebAppsのPowerPointを使ったプレゼンテーションが可能になる。

さらに、前述したWindows Live Meshの同期機能を併用すると、アップロードの操作すらも「同期対象のフォルダにファイルを置いておくだけ」となるので、さらに手間がかからなくなる。

Office WebAppsのPowerPointで、SkyDriveに保存したプレゼンテーションファイルを開いて、プレゼンテーションを行える

まとめ

2回に分けて、Windows Liveのサービスを仕事に活用する具体例を紹介してきた。ここまで紹介してきたものはあくまで例であり、アイデア次第で、さらにいろいろな活用ができると思う。今回の記事が、Windows Liveを駆使して仕事を効率化するためのヒントになれば幸いだ。