野村綜研(上海)諮詢有限公司(NRI上海)と日電(中国)有限公司(NEC中国)は11月29日、大連港集団有限公司とともに大連市の港湾基盤システム構築案件に参画すると発表した。

このプロジェクトは大連市の港湾近代化事業における情報通信技術戦略「物聯網(ウーレンワン)」を活用したシステム構築案件で、両社はこのほど大連港集団と共同で大連市と覚書を締結した。

「物聯網」は温家宝首相が2009年9月に提言した中国版ユビキタスネットワーク戦略「感知中国」を実行するための技術の総称で、センサーネットワークやユビキタス環境の重要性が認識されたことが提言の背景にあるとされる。

NRI上海とNEC中国、大連港湾集団の3社はこのプロジェクトにおいて「港湾物流物聯技術研究開発応用推進グループ」を立ち上げ、システム構築にあたる。

なお、同プロジェクトは2011年1月から具体化の協議が進められ、2011年4月から本格的に実行される予定。

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