アイシェアは11月15日、20代から40代の男女615名のネットユーザーを対象に実施した企業におけるウォームビズの実施状況に関する調査結果を発表した。

有職者のうち(回答者全体の67.5%)、勤務先がウォームビズを導入している割合は28.9%だった。2010年7月に発表した調査におけるクールビズの導入率は54.0%となっており、企業ではクールビズほど積極的にウォームビズへの取り組みは行われていないようだ。

勤務先でウォームビズを導入していますか? 資料:アイシェア

職場の室温は仕事をするうえで快適かどうかを聞いた質問では、ウォームビズ未導入の職場勤務者は『寒い』とした人(「寒い」と「とても寒い」の回答者の合計)が26.1%だったのに対し、導入している職場勤務者では40.0%に上っている。

さらに、2005年のウォームビズ実施以降、自宅でも「暖房温度を低めに設定する」、「厚着をする」など気を使うようになったかどうかを全員に尋ねたところ、『気を使うようになった』とした人(「とても気を使うようになった」6.2%、「少し気を使うようになった」33.0%の合計)は39.2%で、「以前と変わらない」と答えた人はは60.8%だった。

ウォームビズを導入している職場勤務者では『気を使うようになった』人が61.7%と高く、未導入の職場勤務者を28.8ポイント上回り、意識差がはっきりと表れた。