Microsoft Windows 7

OSのシェアはブラウザのシェアほど大きく変動しない。しかしそれでも、最近のWindows 7のシェア増加は目を見張るものがある。すでにWindows Vistaのシェアを抜いて第2のOSまでシェアを伸ばしている。Windows XPとVistaのシェア減少にかわる形でシェアを伸ばしており、今後も増え続けるとみられる。

OS全体のシェアの中では5%ほどと少ないものの、Windowsについでユーザ数が多いOSがMac OS Xだ。洗練されたハードウェアとともに提供されるMac OS Xには熱心なファンも多い。最近では開発マシンとしてMacBook ProやMacBookを選択するケースも増えている。Appleのプロダクト好きはAppleのプロダクトラインで統一していく傾向があるため、場合によっては職場にAppleプロダクトしかないというケースもある。

Windows 7実行例その1

Windows 7実行例その2

そんな職場でひとりだけWindows 7を使うというのは、心許ないものがあるかもしれない。周りに熱心なAppleファンが多ければ多いほど、毎日そのすばらしさを説かれるのはストレスになるだろう。人はOS操作のショートカットが変わるだけでもストレスを感じるものだ。今まで使い慣れたWindowsをこうした環境においても使い続けたいと考えるのは当然といえる。

そういった場合、Windows 7の見た目をSnow Leopardのように置き換えてしまうという方法がある。いくつも方法はあるが、ここではSnow Transformation Packを使う方法を紹介する。先日最新版となる1.5がリリースされたばかりだ。なお、Snow Transformation Packをインストールするにはユーザアカウント制御機能を一旦無効にしておく必要がある。コントロールパネルからユーザーアカウントと家族のための安全設定、ユーザアカウント、ユーザーアカウント制御設定の変更、と選択していって、スライダーを一番下へ移動させてからシステムを再起動する必要がある。

Snow Transformation Packをインストールするにはユーザーアカウント制御機能をオフにする必要がある

Snow Transformation Packインストール中

ユーザアカウント制御機能が無効になっていれば、Snow Transformation Packのインストール作業で特につまづくところはないだろう。インストールが完了しシステムを再起動すると、起動画面を含めてMac OS X Snow Leopardのような見た目に変更される。

Snow Transformation Packインストール後のWindows 7

日本語フォントの設定などがあまり綺麗ではないためここからカスタマイズが必要になるが、一見するとMac OS X Snow Leopardのようになっている

ただし日本語フォントの設定などがあまり綺麗ではなく、場合によっては崩れたように見えるところがある。常用する場合にはフォントの設定をチューニングするなどしてカスタマイズする必要があるだろう。なお、Snow Transformation Packをインストールすることでシステムが起動しなくなる可能性もあるため、先にデータのバックアップをとってから作業するようにしたい。UIをもとに戻したい場合にはSnow Transformation Packをアンインストールすればいい。