雑誌『+DESIGNING』、雑誌『Web Designing』、『マイコミジャーナル』の3媒体が、様々なジャンルのクリエイターたちを100人連続で紹介していく新企画。第72回は、Webエンジニア・プランナーの閑歳孝子が登場。

閑歳孝子プロフィール

サービスエンジニア。慶応義塾大学環境情報学部在籍時より、Webコミュニティの企画・構築を手がける。卒業後、日経BP社に入社。記者・編集職を経た後、Web系開発ベンチャーにてWebディレクター職。現職では自社Webサービスの企画・開発・UI全般を担当。「ReTweeter!」や「キリ番さん」など、個人制作のサービスも多い。「Smillie!」で「Award on Rails 2008」大賞受賞。Twitter IDは「kansai_takako」

Q&A

――この仕事に就こうと思った年齢ときっかけは?

閑歳孝子(以下、閑歳)「28歳。Webディレクターとして働いているうちに、自分が作りたいものを誰にも迷惑かけずに作るには、自分で作れるようになるしかない、と思ったからです」

――これまでで一番思い入れのある仕事は?その理由や思い出を教えてください。

閑歳『Smillie!』。初めて個人名義で出したサービスで、これがきっかけで、さまざまな人に出会ったりインタビューを受けたりして、世界が大きく広がりました。あと、賞に応募したら100万円をもらったのもいい思い出」

――この仕事を辞めようと思ったことはありますか?また、そのきっかけは何ですか?

閑歳「辞めようというより、違うことがやりたくなってしまう予感は常にあります。同じ職業を3年半以上続けたことがないので……」

――これから取り組んでみたいこと、関わってみたい仕事は何ですか?

閑歳「ひとりでもいいから、誰かの人生を一変させるほどのサービスを作りたいです。自分のサービスがきっかけで結婚した人が現れたら、もう引退してもいいと思うくらい。あとは物理的に海外で仕事がしたい。まったく関係がない仕事もやってみたい。例えばコンビニのバイト、特に国際展示場駅前のサンクス(コミックマーケット開催中は日本屈指の忙しさということで有名)で働いてみたいです」

――愛用している、思い入れのある道具や本、ものを教えてください。

閑歳氏のお守りになっているという砂時計。大学卒業時に研究室の先生からもらったもの

閑歳「大学卒業時に研究室の先生からいただいた3分間の砂時計。お守りです」

――尊敬している人を教えてください。

閑歳「マイケル・ジャクソン。周りがドン引きするくらい好きです。どれだけ多くの人に、どれだけ深く、気づきと感動を与えられるのか。そんな仕事をしなくては、と教えられました」

――アイデアを練る場所、時間などを教えてください。

閑歳「旅行の移動中、日常を離れてボンヤリしている時」

――1カ月で仕事をしない日は何日ありますか?

閑歳「休日はしません。でも、個人サービスも作っているので、開発自体をまったくしない日はほぼありません」

――理想的なオフの過ごし方は?

閑歳「世界一周!」

――趣味やコレクションなど、いま、個人的にハマっていることを教えてください。

閑歳「イベントものでは、脱出ゲームとボードゲーム、サバイバルゲームに機会があれば、ほぼ参加しています。サイトでは『発言小町』が大好きで、ネット業界でもっとも見ている自信があります。あと最近は将棋をはじめました。漫画は『ちはやふる』、『バクマン。』、『大奥』が待ち遠しいです」

――お酒を飲みますか?週何日、どのくらいの量を飲みますか?

閑歳「週4日くらい。たしなむ程度です :-)」

――同業でよく飲みにいく、食事をする人は誰ですか?

閑歳「面白法人カヤックの瀬尾浩二郎さん」

作品紹介

左:ユーザーインサイト
CL:自社サービス / P、D、E:閑歳孝子
中央:うごくひと
CL:自社サービス / P、D、E:閑歳孝子
右:TwiTraq
CL:自社サービス / P、D、E:閑歳孝子