ANAは9月13日、2010年10月21日の羽田空港新国際線ターミナルオープンに合わせて導入を開始する新たなプロダクト・サービスを発表した。10月31日からは深夜便を対象とした機内サービスを、11月6日からは中距離国際線にシートを導入する予定だ。

深夜便の新サービスが開始されるのは、羽田発着のバンコク、シンガポール、ロサンゼルス線。

快適な安眠を確保するため、ビジネスクラス/エコノミークラスともに、出迎えから機内照明を減光し、Relax、Refresh2種のアロマ付きカードを提供する。ビジネスクラスについては、睡眠前と後にオリジナルブレンドのハーブティーを用意している。

機内食については、ビジネスクラスでは、「離陸後に手早く食事を済ませてぐっすりと眠る」、「会議に備えて到着前にしっかりと食事をとる」など、ニーズに合わせて和洋のセット、うどんやスープ、サンドウィッチなど軽食が選べる。

左から、ビジネスクラスのアメニティと軽食(共にイメージ)

左から、エコノミークラスのアメニティ、食事(共にイメージ)

また11月6日からは、新開発シートを搭載した「新造機ボーイング767-300ER」がシンガポール線の一部の便より順次導入される。

ビジネスクラスには新シート「ANA BUSINESS CRADLE」が導入され、リクライニング時にはシート全体で体をしっかりサポートし、ゆりかごに身をゆだねているような心地よいくつろぎ感が得られる。

エコノミークラスには、後部座席を気にせずリクライニングできるFixed Back Shellスタイルが採用されており、タッチパネル式の9インチモニターで、160チャネルの映画、ビデオ、音楽、ゲームなどのエンターテイメントプログラムが利用できる。加えて、全シートにユニバーサル電源、USBポート、iPodジャックが用意される。

左から、ビジネスクラスの新シートと座席モニター(共にイメージ)

左から、新エコノミークラスのシート、座席モニター(共にイメージ)