「弥勒堂 釈迦如来坐像頭部」(C)土門 拳

10月1日より、FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)、写真歴史博物館にて『土門拳作品展「宝生寺」』が開催される。入場は無料。

土門拳氏が40年通い詰め、代表作『古寺巡礼』の原点となった奈良県宇陀市の山寺「室生寺」。同氏がそこで弥勒堂の釈迦如来坐像に出会ったことが、その後の長い古寺巡礼の始まりとなった。

昭和21年、焦土の東京から室生寺を訪れた際に、変わらない寺のたたずまいに心打たれ、食糧難の時代に苦労して写真材料を集め、室生の里に通い詰め、昭和29年に写真集『室生寺』を刊行する。

同展は、初期の代表作ともいえる写真集『室生寺』に収録された49点の作品を2回にわけて展示する。会期は2011年1月31日まで。詳細はこちら

土門拳作品展「宝生寺

会場 FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)内、富士フイルムフォトサロン
会期 第1部 2010年10月1日(金)から2010年11月30日(火)
第2部 2010年12月1日(水)から2011年1月31日(月)
開場 10時から19時
休館 2010年12月28日(火)から2011年1月3日(月)は年末年始のため休館
入場料 無料