豊田市は8月5日、トヨタ自動車など民間企業19社と共同で「豊田市低炭素社会システム実証推進協議会」を同日付で設立したことを発表した。

豊田市は、今年4月に同市が経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証地域」に選定されたことを受け、「家庭・コミュニティ型の低炭素都市構築実証プロジェクト」を推進する母体として5年間の実行計画を策定。同プロジェクトを実現するための組織として、同市やトヨタ自動車、中部電力、ドリームインキュベータを幹事として同協議会を立ち上げることとなった。

このプロジェクトでは、家庭からのCO2排出量削減(目標値は20%。環境対応型の「スマートハウス」単体では70%)を手始めとして、交通システム(この領域での削減目標値は40%)や生活者のライフスタイルの変革といった領域までを対象として、参画団体・企業各社が連携して取り組みを進める。

実証実験は2011年春ごろから開始される予定とされており、日本国内のみならず海外での展開も視野に入れているという。

現時点での「豊田市低炭素社会システム実証推進協議会」参画団体と企業は以下の通り。

豊田市/エナリス/KDDI/サークルKサンクス/シャープ/中部電力/デンソー/東芝/東邦ガス/トヨタ自動車/豊田自動織機/トヨタすまいるライフ/豊田通商/トヨタホーム/ドリームインキュベータ/名古屋鉄道/富士通/三菱重工業/三菱商事/ローソン