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暑い。こう暑いと、体力だけでなく、記事をじっくり読む気力も奪われていきそうな感じである。7月に入ってからアクセス数が伸び悩みがつづいており、ひょっとしてこの猛暑の影響か!?と疑いたくなってしまう。
低調な数字の中にあって、今週は海外大手IT企業の四半期決算がいくつか発表され、Apple、Microsoft、Nokia、Intelなどの数字を紹介した記事が多く読まれる傾向にあった。来週は国内電機大手の発表が目白押しなので、随時お伝えしていきたいと思う。
それでは7月16日(金)から7月22日(木)までのアクセスランキング上位10記事を紹介していこう。
今回1位となったのは、喫煙者のビジネスパーソンにとっては辛いニュース。増税のため、JTが10月からたばこの値上げを発表、ついにマイルドセブンが400円を超えるという。それでも他の先進国に比べればまだ安いほうなんだとか。この値上げをきっかけに、禁煙する(orせざるを得ない)人も増えそうな感じだ。
何社か掲載した海外企業の決算記事のうち、ランクインしたのはAppleとSony Ericsson。最も読者の興味を引いた記事は、iPhone/iPadブームを反映してか、Appleのものだった。今期はついに過去最高となる売上と利益を計上している。売上に至っては前年比61%増の157億ドル、四半期で1兆5,000億円以上の数字を記録したことになる。全世界レベルでApple製品の品薄状態がつづくワケですね。
Apple躍進の立役者となったiPadにつづけとばかり、タッチ端末の市場投入を発表する企業は後を絶たない。そんな中にあって、頭ひとつ抜けて注目されているのがHewlett-Packardの製品のようだ。そのHPのタッチ端末の動向を伝える記事が3位に入った。Android端末の開発から手を引き、webOS一本で行くとのこと。はたしてその意思決定の結果はいかに!?
毎度おなじみの人気コラム「エンタープライズ0.2」は今回6位。俗に言う"ブラックな会社"を分析している。「忙しくて毎日終電」なんていう状態を受け容れている"ブラック社員"こそがブラック会社をブラックたらしめているとのこと。遅くまで会社にいれば仕事ができるというワケではないのに、いまだに労働時間が長い社員を評価する傾向は根強く残っている。とくにベンチャーや中小企業には多い。前回の当ランキングで1位となった"ノー残業デーにきちんと定時に帰る人"が増える一方で、こうしたブラック社員も減る傾向を見せない。あなたの周りはどんな感じでしょうか?
今週のフォトグラフ
業績悪化の一途を辿っていた米MotorolaがAndroid端末の「Droid」大ヒットで救われたように、英ソニエリもXperiaのヒットの影響はよい意味で大きく、ここしばらく好調な売上を記録している。今週の一枚は、末岡洋子氏が2月にバルセロナで行われたMobile World Congress 2010の会場で撮影したXperia mini。これ、日本でも売ってほしいなあ……。