ヤッパとモリサワは、電子書籍事業における協業を発表。ヤッパの電子書籍ソリューション「SpinMedia」とモリサワの電子書籍ソリューション「MCBook」をひとつのアプリケーションで動作するソリューションとして出版社に提供する。

「SpinMedia」(左)と「MCBook」(右)

ヤッパの「SpinMedia」は紙の紙面そのままでレイアウトで表現する電子書籍ソリューション。また、モリサワの「MCBook(エムシーブック)」は、モリサワフォントと組版エンジンを利用する電子書籍ソリューション。

従来の一般的な電子書籍ビューアアプリでは、紙の雑誌誌面をそのまま表示する雑誌ビューアと、テキスト等を中心とする文庫・書籍ビューアに二分されており、出版社はコンテンツの種類によっていずれかを選択擦る必要があることが背景となっており、このたび発表された協業によって、両社の電子書籍ソリューションをひとつに統合したアプリの配信が可能になる。

また、第一弾として2010年9月より日経BP社の電子書籍書店「日経BPストア」での利用が予定されている。

なお、今回の協業では当初はiPhoneおよびiPadアプリ向けにソリューションを提供していくとのこと。