NTTデータとクオリティソフトは7月8日、NTTデータが販売している米SplunkのITサーチ・ソリューション「Splunk」と、クオリティソフトの情報資産管理製品をベースに、ITシステムのログ管理ソリューションで協業していくことに合意したと発表した。

Splunkは、システムが出力するログやエラーメッセージなどあらゆる種類のデータを取り込んでさまざまな検索や分析を行うツール。大規模なITシステムの複数のログを一元的に管理でき、レポートの作成が容易に行えるを特徴とする。

クオリティソフトは情報資産管理製品として、PC操作ログ取得ツール「QOH」やIT資産管理ツール「QAW/QND Plus」を提供しており、操作ログ監視による漏洩抑止はじめ、PCの台数/構成把握から台帳作成、ソフトウェアの遠隔配布、脆弱性監査、内部統制対策、PC電力削減まで幅広い機能を提供している。

Splunkをクオリティソフトの情報資産管理製品に組み込むことで、大規模顧客での一元管理や部門管理/マルチカンパニー管理が可能になるほか、ユーザー単位でのレポートビューのカスタマイズが容易となり、コンプライアンスと情報セキュリティ対策の強化が実現される。

Splunkとクオリティソフト製品の連携によって提供される主な機能は以下のとおり。

  • 部門管理/マルチカンパニー管理機能
  • 大規模顧客/複数サーバでの一元管理機能
  • AD/LDAP連携によるアクセス管理機能
  • Webによる高いアクセシビリティ
  • ユーザー単位でのレポートビューの容易なカスタマイズ
  • CALが不要なLinuxプラットフォーム

Splunkの操作画面