Developer Tools - Bespin

Mozilla LabsからBespinの最新版となるBespin 0.8が公開された。Bespinはブラウザで動作するカスタマイズ可能なオンラインエディタ。クラウド環境における次世代エディタを目指して開発が進められている。0.8は2009年11月にリリースされたBespin以来のビッグリリースだとされており、新機能や改善の多さが目を引く。Bespin 0.8における主な変更点は次のとおり。

  • 組み込み向けBespinの圧縮版を0.7.3と比較して半分以下のサイズまで縮小化
  • 組み込み向けBespinにおけるプラグインの動的読み込みの実現
  • 組み込み向けBespinにおけるコマンドライン取り込みに対応
  • ビルドツールにサーバを同梱
  • 根幹から指定変更が可能な新しいテーマ機能の導入
  • textarea要素のリプレース機能を実装
  • CSSシンタックスハイライト機能をWeb Workerで動作するように変更
  • Growl風のユーザ通知機能の実装
  • ワーキングディレクトリの概念の取り込み

Bespin 0.8はこれまで要望が多かった機能が実装され、また、メジャーリリースへ向けた機能がほぼ網羅されたバージョンになっている。バージョン番号は0.8だがすでにメジャーリリースへ向けた多くの開発は完了しており、0.8をベースに1.0へ向けた調整が進められるとみられる。