日立製作所と大崎電気工業は5月26日、グローバル市場におけるスマートグリッド(次世代電力網)関連事業で協力関係を構築することで合意したと発表した。
これにより、両社は、AMI(Advanced Metering Infrastructure:先進的自動検針インフラ)、アクセス系・基幹系ネットワーク、メーター情報の収集・管理システムから、配電・営業システムなどの分野における製品を含めたグローバルでのソリューションを提供していく。
日立は、AMI向け通信技術や、出力の不安定な新エネルギー電源が増加した際に課題となる電力系統に及ぼす影響を抑える系統安定化技術など、スマートグリッドで必要となる情報通信技術や制御技術を多く有している。
一方、大崎電気は電力量計(メーター)の開発では60年以上の歴史を持ち、特に国内外向けのスマートメーターの開発、製造、販売について多くの経験と豊富なノウハウを有している。最近は、最新鋭のスマートメーターを欧州市場向けに販売を開始した。