ヤフーは10日、中国最大の通販サイト「淘宝(タオバオ)」との業務提携を発表した。日中間におけるインターネット通販市場の構築に向け、6月1日より、両通販サイトの取り扱い商品を相互取引するサービスを開始する。

両社の業務提携により、タオバオはサイト内に「淘日本(タオジャパン)」を開設、当初は「Yahoo!ショッピング」の取り扱い商品約800万点が購入可能になる。Yahoo! JAPANには「Yahoo!チャイナモール」が開設され、まずは約5,000万点のタオバオ商品を対象に購入代行サービスが提供される。

中国のEC市場は急速に拡大しており、2009年の市場規模は前年比93.7%増の2483.5億元(約3.4兆円、中国アイリサーチ社調べ)。それにともない日本の商品の需要も高まっている。両社提携により、Yahoo!ショッピングの出店ストアは拡大を続ける中国EC市場に向けた販売機会を得られるようになる。