セイコーエプソンは、1.1Vで動作し、待機時の消費電流0.1μAを実現した4ビットマイコン「S1C63000」シリーズを開発したことを発表した。量産は2010年4月からを予定しており、シリーズ合計で月産200万個規模の生産を予定している。

1.1V駆動の4ビットマイコン「S1C63000」

同製品は、同社独自の低パワーアナログIPや低リークプロセスを採用することで、待機時の消費電流を抑制したほか、CPU動作時も4MHz動作で従来製品比約75%減となる消費電流220μAを実現しており、アプリケーションの電池寿命を向上させることが可能となった。

また、内部定電圧回路や液晶駆動回路、温度・湿度の高精度計測を可能とする抵抗-周波数変換型A/Dコンバータ(R/Fコンバータ)、従来製品比で精度を向上させた電源電圧検出回路などの周辺回路も備えている。